2015年3月31日火曜日

価値観の違いに疲れています

タイトルを 
”価値観の疲れに違えています”って書きそうになるくらい
疲れてる...

相談事を募っていたこのページだけど、この私が第一回目の相談を投げかける事になるとは、皮肉な...笑

相談と、それから自分への癒しの為に心情を書かせてください。



かそるらさんは知ってるけど、この冬、私少し体調を崩したでしょう。

胃腸の不調から掌に皮膚炎が出た。

それ以来、食生活を粗食、和食風に見直してるんだけど、それがきっかけになって

自分の中の何かが、アジア回帰モードになってしまったみたいなんです。

食べ物だけでなく、趣向も。

音楽はクラシックをよく聴いていたのが、琵琶や太鼓になり、インドのマントラになって、今はアイルランドのラジオでケルト民族の雰囲気のある曲を聴いている。

お風呂も我慢しないで前より入るようになった。


食事、音楽、生活スタイル、こうして自分の心地いい物を再発見して

思ったんです。今まで 無理していたんだと。

ごはんは夫が食べやすいものしか作らなかったし(子どもと私だけの時は別)

お風呂も我慢したし、欲しい和の食材だって高いと夫がいい顔しないからあきらめたり。

食べ物、生活、趣味 と来て

そして、今 矢印の向く先は 夫。


日本人と国際結婚する西洋人って二種類いると思います。

アジア好きでご自分も東洋文化や思想が性に合うと思っている方。

二つ目は、特にアジアに傾倒していない普通の西洋マインドの西洋人。


私の夫は二つ目なので、価値観は相当違います。

それも かなり筋金入りの合理主義者でエゴイスト。

価値観が違う そんなのは分かっていた。

むしろそれがいいと思って結婚したんです。

これだと思って選んだ相手。


でもそれが 最近 疲れてしまいました。

結婚11年目、在仏10年目 はそういう時期 なのかもしれません。


昨晩は ものすごい暴風で 目が覚めるほどでした。

もう明け方になっていたと思うけど 私と夫もベッドの中で目を覚ましていました。

「庭のテーブルセットの椅子に載せてあるクッション 外?」

と聞かれて 

「あ、うん。入れてない。」

と答えると

「絶対に もう飛ばされて 無い。」

すごく忌々しそうに。怒りのエネルギーで。


私はそれを聞くとき きゅーっと胸が痛くなるんです。

どうして そこまで否定的な物言いをするんだろう。

まだ分からないのに?

何か心配事があるとき、徹底的に否定的になる彼にいつもうんざりしつつ心を痛めて来ました。

他の例では、

この間息子の眼鏡を修理したとき、おそらく5ユーロだと言われて

「ぜったいにもっと取られる。なんでレンズを買えるだけじゃなくて新しい眼鏡を作らなかったんだ。その方が保険で元が取れる。」とご立腹。

私は、まだ使えそうな眼鏡をフレームごと買えるのはもったいないし

いくらかかるかも見通せなかったのでレンズだけ変えました。その後すぐにフレームが壊れた件。 コケー。(ヤッタ–マン風)


その時も なぜそんなことでそこまで怒るのか理解できず、

「イーニゴ、よくイーニゴは好きな事言いたい放題言って、後で自分が間違ってても ふーん で済ませるよね。もし、修理代5ユーロで済んだら 謝って。間違ってましたって。」

結果は 修理代は0ユーロでした。これなら無料でいいと言われ。

イーニゴに散々怒られ損をしている私は いやらしいけどきちっとしときたくて

「ただだったよ。謝って。」

と詰め寄りました。

そっぽを向きながら ごめん と言ってました。


その否定的な だめだ 無理だ そんな上手くは行かないという気持ちと

それに伴う怒りに ほとほと疲れました。

外国で暮らしていたら、見通せない事や心配になる事は多いんです。

その度にぶちまけるその負のエネルギー。

それにもろに当たるのってダメージが大きいんです。


ちなみに、今朝のクッションも 風に飛ばされず無事だったんです。


私は楽観的です。それで その彼の悲観的な所を補えると思っていました。

でも 今は足を引っ張られそう。


このタイミングにと思い、クッションが飛ばされていなかった事を伝えるついでに

その言葉で 態度で 私は傷ついている。疲れているということを話しました。

口で言うとその通りになるから言わない方がいいとも。

彼はだまってた。


今は 前の様にそれでも 仲を取り繕おう という気持ちになれない

けんかしたら私はその空気が嫌でできるだけ早く元通りに戻したかった。

でも今は 動く気になれない。

それが 今までと違ってる。


1年半前に家を買って、この家が彼は気に入らない。

それで不満が多い。

その話は次回にします。



















2 件のコメント:

  1. おーやまさん

    これ 複雑な問題で一回ではうまく書けないと思います。
    イーニゴの側からの考察も必要だと思うし。
    そう それが 文化の違いの疲れ なんでしょうね。
    日本の夫婦って 育児が始まると特に チーム仲間みたいになるけど
    スペインはあくまで カップル。
    絶対 カップル。 チーム的部分って ホモのカップルに比べれば多少あるとおもうけど (それは まあうちのだんなが ホモのカップルはチーム的部分あ少ないから離婚が多い とよく言うんで) やっぱり 愛 が 葵の御紋のようにじゃじゃーんと出ている。

    去年 長女が大変だった時期 大荒れに荒れていた時 夫が そう エンリケが アグレッシブな物言いをして こういう時だから 親父というもんが おだやかに控えているべきなんだと 心の中で 爆発していた。 ほんとに爆発は 少しずつ内省して行って じつは なにもかもが終わった瞬間爆発してしまいました。 なーーんかね どうでもよくなって 世界と断絶したくて とにかく眠りたくて がんがんと ソルミフェノ飲みまくって 40時間くらい 爆睡しました。 こうなると自殺と紙一重。 別に死にたかないけど とにかく断絶したい。 で体はちょっとこわれました。 修復に半年。 最近やっと 正常になりつつある。 
    これは 娘の爆発というものが 家庭の問題だけでなく スペインの文化の家庭侵入という形で私を襲ったんだと思う。 それと更年期と それから そう スペインに住んで13年ということで スペインに対する拒絶が一挙に出た。 そんなん感じです。 えっと まだ続きます。 まだ 答えになってない。

    返信削除
  2. こうやって語り合えるのはほんとに救いです。
    「心の中の爆発が内省して行って」
    と「何もかも終わった瞬間に爆発した」
    っていうのが生理的に自分には分かると思いました。

    やっぱり異文化に入って行ってそこで適応しようとしている者同士の
    共通の想いがあるんだろうな。
    昔さ、よしもとばななの不倫小説に、”不倫中のあの時は自分では何とも思っていなかったけど、今思い返すと自分が痛ましくて抱きしめたくなる”というような件があったと思いだしました。

    大変な渦中って、けっこう無理が利く。
    でも後で来る。

    今来てる時だと思う。
    だって以前の方が大変だったもの。

    私もまた続き書きます。

    返信削除