2013年4月21日日曜日

皆様からの生のご意見3  新天地を求めての決断編

生のご意見第三弾です。
今回は 日本で出会った二人が新天地へ旅立つ編です。


ぴぃ

外国暮らしって言葉の壁と稼ぐ力(経済力)が大きな問題な気がします。

うちはイギリス人夫と日本で出会いました。
夫は専門職で日本の会社で働いていて、出逢った時で在日10年目。
私も会社員、日本で一緒に暮らしたのは1年半です。
収入はお互いにかなり高かったので経済的な問題はそんなになかったです。
書類の手続きなどは夫はずっと会社の秘書や上司にお願いしていたらしく、結婚後も私は全く何もしていません(^^;
なので日本で暮らす煩わしさは特になく、しいて言うなら子供(私の連れ子で純日本人)が学校でお父さんがガイジンだからってとやかく言われたり、周りの人からの好奇の目で見られることくらいでしょうか。

出逢った時から夫は既にオーストラリアに移住することに決めていて、私も子供の教育は絶対に英語圏でと思っていたので、結婚して1年後にオーストラリアに移住しました。

まず困ったのは夫の仕事。日本と同じ職種に就いたものの、日本での11年はキャリアとしては認められず、不況で会社の規模を縮小することになり、真っ先に辞めさせられてしまいました。
年齢も高いし、大学院卒、キャリアも長いからジュニアの職では雇ってもらえず、かといってシニアの職に就くには日本での11年がキャリアとしては認めてもらえず、、、本当に日本での11年が足を引っ張っています。

専門職なのに不況もあって、仕事を見つけるのが難しくて合計で16ヶ月も無職になったり、生活は常に厳しいです。
私は仕事をしようにも英語もできないし、一時こちらの監査法人で働きましたがこちらの学歴がないと難しいと感じました。

現在は夫は全くの職種変えで、ゼロからの出発です。20代の若い人たちと一緒に学生をやっています。
私もいつまでも夫の収入におんぶに抱っこというわけにはいかないので、資格取得のためにこちらの大学に通っています。

どこの国で暮らすにも、きちんと仕事に就いて収入を得ることができるかどうかは重要な問題ですよね。
それには言葉や学歴の問題もありますし。。。日本の学歴は日本国内でしか通用しないのは以前から感じていたので、子供には英語圏で教育を受けさせようと思っていました。

海外に住んで、また大学で勉強しているというのは、いい機会に恵まれたんだと自分に言い聞かせてできるだけポジティブに考えるようにしていますが、言葉の壁は本当につらいです。

オーストラリアのいいところは、勉強をするにも仕事を始めるにも、年齢はあまり関係がないところです。
逆に今から日本に帰ったとして、ブランクもあるし年齢的にもアラフォーの私に以前のような仕事はないように思います。


それからたまに日本に帰ると、ハーフの下の子は何かにつけてハーフだハーフだと知らない人にまで色々と声をかけられ、ハーフの下の子と一緒にいる 純日本人の上の子は電車の中で女子高生に「あの子はきっと残念なハーフだね」ってこそこそ言われるし(笑)、たまに日本に帰るだけでも色々言われて本当に 煩わしいのに、日本で暮すのはさぞかし面倒くさいだろうなぁと思いますたらーっ(汗)

どこの国に住んでもそれぞれいいところもそうでないところもありますよね。





ぴぃさんご夫婦のお話を聞いて思い出した事。
両親の仕事の都合で外国に行く子ども達。
日本で適応力が高く優等生な子ども達の方が
外国での学校生活に二の足を踏んでしまうそう。

ぴぃさんはそういうタイプだと思いました。
今までの価値を置いて新しい世界に飛び込むのに時間はかかるかもしれませんが
元来能力の高いぴぃさんならその後めきめきと
頭角を現す事と思います。

かそるらさん
やっぱり日本の人間関係は煩わしいって!