2013年8月25日日曜日

”チャイニーズ”という野次を考察する

かそるらさん、皆様、ご無沙汰してしまいました。

家を変わるって 消耗しますね。
家のこと以外にも 学校やガスや電気やインターネットや
ビザや運転免許や まだ山積みです。

でもなんとか長男が小学校に上がると同時に引っ越せそうです。

物も 捨てることができました。
こんなことがないと 使わない物が溜まってしまいます。

かそるらさんは 物を捨てるの 得意ですか。

私は 捨てられる方だけど 今回自分で買っていない譲り受けた
本たち

本を捨てるのには抵抗があったなあ。

ぜんぜん自分の分野じゃない本も 外国にいると
希少価値があって なんだか取っておいてしまうし。

結局 中途半端に 整理できた感じです。

まだ人生を達観していない私です。


そろそろ本題に。 

ヨーロッパにいれば だれでも一度ぐらいかけられると思う野次 

”シノワーズ!”  フランス語で中国人女性

あるいは 

”チナ!”    スペイン語で中国人女性

について 前から話してみたかったのですよ。 


私自身も フランスに来た当時 すでに35歳だったというのに
中坊達に野次られましたが

今回は 私たちではなく 子ども達について取り上げたいと思います。


長男も幼稚園の年中さんの頃から シノワー と遠くから野次られる
ことがありました。


どのくらい頻繁かは分からないけど

登下校中に回りの親子連れの会話に シノワー という単語が出ると
びくっと反応していたので

過敏になっているのは確かでした。


フランスの子どもって、おおらかで 
よそ者が来たぞ
排除排除 っていう 方向には行かないんですよ。

移民や異文化などの異質な物に慣れているからか。

というといいイメージだけど、少し違うかも。

アラブ系の人達が
フランス人のひんしゅくを買う役割を見事に演じているので
アジア人は 大目に見られてるのかもしれません。

うん どこでも不満のはけ口はありますね。


自分が日本人だと言うと

アジアの方は リスペクト を持ってらっしゃるから いいわよねえ

という反応が良く返って来ます。


リスペクト? 一昔前のラップの歌詞?

とピンと来なかったのですが要するに


アジア人はアラブ系の人達と違って 回りに迷惑かけないからいいわよねえ 

という含みがあるようなのです。


確かに 私たちは 道の真ん中に車を止めて クラクションを鳴らされたら
逆切れしたりは しません。


(もちろん アラブの方も人によって違います。他の民族がそうであるように。)



そんなんで、どちらかというと優遇されているアジア人

のはずなのに

”シノワー!”

の呼び声。

どこまで悪意があるのか ないのか。

どんな気持ちでそう言いたくなるのか。


スペインはまた事情が違うでしょうが どう思いますか?

読んでくださった皆さんもぜひご参加ください。


こういう野次って シノワー 以外にあるのでしょうか?

私は思いつかないのだけれど。