2014年10月3日金曜日

友達 いないよ と嬉々としていう息子

私も 思えば大変な一年だった。

だから 更新も滞っていたんだった。

家の場合は 小学校に入った息子。

それまで家でフランス語の本は滅多に読まず、特別言葉も教えず、幼稚園任せだった。

小学校に入ったらフランス語が忙しくて日本語の時間が取れないからそれまでは
日本語メインで 本読んで遊んで、youtube見て。

たしかに呑気だった。


そのつけが一年生で回って来た。

明らかにクラスのその他の生徒とフランス語のレベルが違っていた。

10から20まで数えられなかったのには驚いたな。

しかも かいとは、往生際が 恐ろしく悪い。

見始めたyoutubeを終わるのも、ゲームを終わるのも、毎回 泥沼。

そして 嫌なものは なかなか 始めない。

こういう子と宿題をするのが どれほど大変か。

留年しそうな不安と 時間が経っても宿題を始めてさえくれない息子に

神経は擦り切れ摩耗した。


そういう一年も終わり進級も出来、家庭教師も見つけ

勉強面ではだいぶ負担が軽くなって来たこの新学期。



「おれレベルになると 友達と遊ばないでずっと一人で遊んでるの。
ね すごいでしょ すごいでしょ すごいでしょ」


妖怪ウォッチの中に くだらない事を自慢する妖怪がいて、その真似だから ご安心を。

思わず吹き出したが 真顔で彼は 続けた。


「うそじゃないよ」


はあーーーーー


去年は 勉強が大変すぎて気が回らなかったけど そうなんですよ。かそるらさん。


かいとって ともだちが いないんです。


しかも 屈託なく言う。友達いなくて なにが悪いの。


悪くない。大して良くもないが 決して 悪くない。


しかし....

 去年 仲良くしてくれていた女の子をべたべた触って うざがらせているのを

見るのは辛い。


自分を見るようだから。

あのいらいらいした女の子の表情に。


私が一番 かいとの うざさを知っている。

同じ想いを他人にさせて欲しくない。


その女の子に はっきり いやって言ってね。かいとは好きだからやっちゃうの。

と話した。

かいとにも お顔や頭をむやみに触るのはだめだって言い聞かせている。


その子のお母さんは前より疎遠になったように感じる。


息子は 小さい頃から他人の意図が汲めない子だった。

そして自分の世界を持っている。


成長を 待つのみ...?


少し 胸が痛む。









4 件のコメント:

  1. おーやまさんみたいにおおらかだ。 マリアは 田舎に引っ越して 変わった。友達ができるように 『トイレは女の子の友達と一緒に行くタイプ』になった。 私が嫌いな女の子。 アミーガ アミーガ って連発する。 アミーガなんて 大学入ったら大部分が 疎遠になるんだから もっと家族を大事にしなさい 弟を大事にしなさい と言っても アミーガが一番大事。
    で 今 新しい環境で新しい友達と一緒で リラックスしてるみたいです。 自分を ある型に押し込んでいたんだと思う。 自分でもわかってるけど ひとりになるのが\すごくこわくて 矛盾のなかに生きていたんだと思う。

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  2. かいとと正反対な、まわりの意図が汲め過ぎて苦しくなるタイプですね。マリアちゃん。かいとは おーらかではない。ずれてるだけ。

    アミーガの呪縛から放たれてまた人生と価値観を再構築していくんですね
    マリアちゃん。

    でも私もアミーガが大事だな。イーニゴとそれで衝突する。

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  3. マリアが 学校に行かなくなった時 二人のアミーガが 家に何度も来てくれて。 ノートもって来たり あと 一緒にジョギングすることを提案してくれて まったく引きこもりになっていたから。 で ネガティブになっている時って 筋肉使うと 気分のスィッチが 切り替わるから それで 少しずつ回復して。 あと アミーゴが 教会でのコンサートを企画してくれて 教会にお金ももらったし またフルートを吹き始めました。 やっぱり アミーゴって大事だと思った、で そういう時に ディスコに行くだけのアミーガは何もしてくれないこともわかったみたい。

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  4. スペインのアミーガ達は行動力あるね。
    具体的に ジョギングとかコンサート開くとか。
    大人だな。

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