2013年4月9日火曜日

皆様からの生のご意見2 夫君を支える大和撫子の決断編

皆様の生のご意見2を続いてご紹介します。


今回は結婚してから日本に数年住んだ後、海外へ移住した組。
海外移住を後押ししたのは、日本でのご主人の仕事への疑問。 

選択肢の狭さ、待遇への不満、それまでのキャリアを日本では生かせない両国の互換性のなさなどが原因で日本を離れ、ご主人の仕事選びにプラスになる海外(主にご主人の国)へ移住された方々です。



はるこさん

日本にカナダ人の旦那と2年、東京に住みましたが、旦那はある技術系の国家資格を持っていてそれを生かせる仕事がなく、英会話教師でバイトしてました
カナダと日本の国家資格はお互い互換性が無いようです

わたしたちは、それでカナダに戻った組です(^-^)

旦那はさすがに直ぐに仕事が決まり、手に職があったので私の仕事も幸運にもみつかりました
こちらではこっちの学校をでていないと、なかなかまともな仕事は見つからないので、私の周りの日加カップルは奥さんが専業ってのが多いです
まあ別に働く必要ない/働きたくない奥さんもいると思うけど、とにかくダブルインカムは少数派。

逆に日本の国際カップルは、共働きが圧倒的に多かったです。外国人旦那さんは大体、英会話教師か外資系のヘッドハンター。奥さんがちゃんとした仕事がないとローンを組むのも難しいかも

私たちにとってはカナダがに住むのがbetterな選択だったと思いますが、やっぱり日本は恋しいですね(>_<)

でもどちらにしろ、お互いの母国に住んで相手の文化を肌で学ぶ事をオススメします。日本について中国と区別がつかなかった旦那は、今では日本大好 き、日本食大好きで、それに私のこともずっと本当の意味で理解してくれるようになりました。日本に住んだ2年間は無駄じゃなかったです。







くまさん 

こんにちは
夫はオーストラリア人で2人の子供がいます
私達は7年間日本に住み2年前にオーストラリアへ移住しました

日本在住中は
私の両親の所有している家(両親の住んでいる家は別)に住み
夫はALT、私は専門職で共働きで
生活には困らない収入はありました


夫は学校との直接雇用ではなく雇用形態は「派遣」
なので、同じ学校で働きたくても3年が限度で移動を言い渡され
その後は色々な理由で3度ほど勤務先が変わりそのたびに引越し
1年の契約終了後は仕事はあるのか、どうなるのかわからないという状況
その上、厚生年金、保険なども勤務条件にはついておらず
国民年金、保険に加入し旦那の納税も私が手続きしていました

夫の日本語が上級だったら状況も違ったのかもしれませんが
「日本語勉強してよ!」と強くも言わなかったです

子供が小さいうちは引っ越しもさほど影響はないのですが
小学生にもなるとたびたびの引越しは子供にも大人にもストレスだし
私の仕事も安定しないので

上の子供の小学校入学を期に移住を決めました

日本暮らしで思ったことは

・役所関係、銀行、子供の幼稚園、学校関係、私の家族との関係などは私が主導権を握る(笑)
・何をするにも私は日本語で意思疎通が出来て、言葉に関してのストレスはない
・私の家族や友人とすぐ会える
・派遣のALTでは安住の地が見つけられない
・私達が住んでいた田舎ではまだまだ「主夫」が受け入れられない
 (夫が無職の時に私だけが働いていた。私達はその状況は平気だったが外野がかなりうるさかった)

そして
夫の就職活動の幅が広がり
家族が地に足をつけて生活できることを期待して
オーストラリアへ2年前家族で移住

思ったより現状は甘くなく
夫は就職できずに1年間学校に通い資格を取り
最近就職しました
夫は他にも資格を複数持っていましたが
資格修得が昔々だった事
7年間の日本生活でその資格を生かした経験がなかった事
それらも就職に結びつかない理由だったようです
そして、不況もありますね

移住後1年間は旦那の両親宅に同居
その後、家を購入し引越し
私は現在
日本での私の国家資格を
この国の資格へ承認してもらうために
学校で勉強中

移住後2年間で思ったこと

・オーストラリアでは日本より社会福祉が充実している
・よって、仕事がなくてもビザにもよるが衣・食・住・教育・医療には困らない
 (個人の価値観の違いや住む地域にもよると思いますが)
・夫と私の家族が全面協力してくれたので、なんとかなった(なっている)
・私の家族や友人とはすぐ会えないがスカイプで映像は見える
・書類関係は夫がやる(私への説明付き)
・建て前での付き合いや家族での行事や伝統が日本よりもはるかに少ないので煩わしさが少ない
・日本にいた時よりも家族の長期目標がたてやすい
・今のところ短期間で引っ越す必要はなさそう
・子供の宿題が理解できない時があり、悲しい・・・・

といった感じですね

どちらに住むのが良いのか悪いのかはわかりませんが
何を優先させるかですよね

私達は「夫が複数の仕事を選択できる」を優先させました




付け加える言葉もないほどきめ細かに説明してくださいました。
それぞれお一人お一人のケースがヴァラエティに富んでいるので
私の脳みそではまとめきれません。

ただ、夫が仕事に満足していないという状況は、妻は何も出来ない分
歯がゆく心を痛めます。私にはそういう経験があります。
 

私達がフランスに移り住んだ経緯は(最後に触れたいと思います)
これが一因でした。
日本の社風に馴染めない夫を見るのが辛く
海外に出た方が楽だ 
私は何とかなるが 夫(頭の固い)は日本に合わせられない 

と移住を決めました。


ヨーロッパを甘く見てました。笑
しかもヨーロッパでも夫の職場環境への不満は募り...
皮肉な事に、日本風の働き方がある程度身に付いていた夫はヨーロッパ人の働き方が理解できくなっていて。


それでも人はいつまでも同じ場所には立っていません。
否が応でも変わります。 
私たちが出来るのは、少しでも良い方向に変わろうと力を尽くすことのみ。

少しだけ顔を上げて
今日も
背筋を伸ばして行きましょう。

 

3 件のコメント:

  1. うちの夫は 日本で幸運だったんだなーって思います。日本に行った時期が80年代 だったからよかったのね きっと。 生物学専攻だったけど それに関する仕事はなしで スペイン語教え始めて 専門じゃないけど 科学者だから 科学的に教えて評判よくて あっというまに 外務省の先生になって 固定収入 失業保険もついて 家も買って。 そんなんで なんでスペインに引っ越したかというと 私が日本の学校の保護者会になじめなかったからです。 毎週木曜日が母の会の日で
     毎週木曜の夜は 吐く日になったのですね。 自分では母の会にしろ 公園デビューにしろ ちゃんとやってると思ったんだけど だめだった。 
    だから 夫は日本を離れたくなかったの。今はスペインで超 貧乏生活だけど とにかく よけいなこと考えなくていいから。
    ただ 最近 フェイスブックが苦痛になってきた。 フェイス ご近所の人だらけだから たまに 日本人の友達とチャットしてると こんな時間にフェイスを見てという批判がちまたに。。。。 なんで私がフェィス ログインしてるって わかるのだろうか 不思議なんだけど
    とにかく そういう社会的狭さが私はだめみたい。

    夫は日本での生活が長かったし おまけにマドリッ子だから アンダルシアでしょっちゅう怒り狂ってるけど。 でも老後は 日本に戻ります。

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  2. 自分のコメ読み直して
    私 たぶん疲れてるねーー。 ははは

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  3. 外務省の先生というと、
    外務省に働くスペイン語が必要な官僚の方々へ教える訳でしょ。
    語学の先生の職場はいろいろあれど
    そこがトップの待遇でしょうねえ。

    へえ〜知らなかった!

    でもご主人のかそるらさんへの愛を感じました。
    いろいろ事情はあったと思うけど
    かそるらさんを思ってなかったらスペインには
    行かなかったでしょ。

    うーん
    すごい。

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